ステロイド剤
- 【読み】
- すてろいどざい
- 【英語】
- steroids
- 【書籍】
- 薬を飲んでいる患者への歯科治療
- 【ページ】
- 12
キーワード解説
ステロイドは「万病の薬」として知られ、関節リウマチなどの自己免疫疾患、悪性リンパ腫などの血液疾患、帯状疱疹などの粘膜皮膚疾患、慢性腎炎などの腎疾患、気管支喘息などの呼吸器疾患、多発性神経症などの神経系疾患といった、幅広い疾患に対して応用されている。一方、大きな有用性がある反面、ステロイドは重い副作用も有する。そうした副作用を軽くする試みとして、多くの合成ステロイド剤が開発されている。合成ステロイド剤は、作用時間で分けると、短時間作用するものとしてコルチゾール、中時間作用するものとしてプレドニゾロン、トリアムシノロン、長時間作用のものとして、デキサメタゾン、ベタメタゾンが存在する。