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成長発育

【読み】
せいちょうはついく
【英語】
growth and development
【書籍】
臨床家のための矯正 YEARBOOK 2019
【ページ】
30

キーワード解説

 成長発育とは、形態の増大と機能の分化・成熟のことであり、個々の成長発育部位が互いに機能し、周りの部位とうまく平衡を取り合いながら、総じて1つの機能体として大きくなっていく。小児期の矯正治療においては、形態増大(成長)と機能分化(発育)のバランスが重要になってくる。ただ、大きくすれば良いわけではないし、ただ機能分化を待っていれば良いだけでもない。良くない形態を放置しておけば、良くない機能分化を生んでいく。成長発育にとって良くない因子を取り除き、最適な時期に最適な方法で治療にあたることが良い治療結果を生む。