偽陽性・偽陰性
- 【読み】
- ぎようせい・ぎいんせい
- 【英語】
- false positive / false negative
- 【書籍】
- 再根管治療の成功率を高めるスカンジナビアエンド
- 【ページ】
- 40
キーワード解説
疾患の検出にはエラーがつきものであるが、エラーにも種類がある。それは誤って病変を見逃してしまう偽陰性のエラーと、誤って病変と認識してしまう偽陽性のエラーである。たとえばエックス線診査において考えてみると、実際には病変があるにもかかわらず、エックス線像としてはっきりと映ってこない場合がある。とくに病変が小さい場合は、歯根自体、前鼻棘、頬骨弓などの不透過性の物体により偽陰性となりやすい。逆に実際には該当歯には病変がないにもかかわらず、鼻腔などのような透過性の正常なランドマークや、隣接する根尖病変などを該当歯の病変と誤認してしまい、偽陽性となることもある。