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訪問歯科診療における診療方針の立案

【読み】
ほうもんしかしんりょうにおけるしんりょうほうしんのりつあん
【英語】
dental treatment planning for homebound patients
【書籍】
訪問歯科診療 プランニングの極意
【ページ】
5

キーワード解説

 通院困難な要介護者や障害者に対しては、従来の歯等の形態の回復や衛生管理を主とした歯科医学だけでは対応に苦慮することがあり、「診断=治療」ではなく、基礎疾患や服用薬、患者をとりまく環境や介護力など、さまざまな「条件」を加味する必要がある。また進行性の疾患やがんの終末期においては、治療を目的としたかかわりだけではなく、「寄り添い支える」といった考えも大切になる。そのため、安全に診査を進め、患者にまつわる必要な情報を収集、分析したうえで行う診療方針の立案が重要である。