第一世代ジルコニア
- 【読み】
- だいいちせだいじるこにあ
- 【英語】
- first-generation zirconia
- 【書籍】
- ジャパニーズ エステティック デンティストリー 2020
- 【ページ】
- 98
キーワード解説
補綴修復の材料として用いられる歯科用ジルコニアは世代別に分類されているが、第一世代ジルコニアとは、3mol % イットリア安定化正方晶ジルコニア多結晶体(3Y-TZP)である。3Y-TZPは正方晶で部分的に安定化して高い機械的特性を示し、その突出した生体親和性と1,000MPa以上の曲げ強度から、一般的にフレームワークの材料として使用される。また、壁厚がごく薄い場合やマルチユニットの補綴装置に用いることが可能である。色はオペーキーであり、最終補綴装置に使用すると不透過性をもつ結果となることからもフレームワークに適しているといえる。