第二世代ジルコニア
- 【読み】
- だいにせだいじるこにあ
- 【英語】
- second-generation zirconia
- 【書籍】
- ジャパニーズ エステティック デンティストリー 2020
- 【ページ】
- 99
キーワード解説
補綴修復の材料として用いられる歯科用ジルコニアは世代別に分類されている。第二世代ジルコニアは2013年ごろ、第一世代ジルコニアである3mol%イットリア安定化正方晶ジルコニア多結晶物(3Y-TZP)の改良版として登場した。酸化アルミニウム粒子の数や大きさを減少させ、酸化アルミニウム粒子がジルコニア粒子の境界部に配置されることで高い光透過性を獲得し、透明性が増した。in vitro の研究では長期安定性は十分で、曲げ強度も高いまま維持された。その耐久性と光学的特性から、主として単独および複数ユニットの固定式補綴装置のフレームワークの材料として使用されている。補綴装置の部分的ベニアリングも可能で、欠損に対応した形成を行うことが可能であり、同時に審美修復にも対応できる。