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歯肉縁下う蝕

【読み】
しにくえんかうしょく
【英語】
subgingival caries
【書籍】
図解! 歯周外科を用いた歯肉縁下う蝕の治療手順
【ページ】
8

キーワード解説

 歯肉縁下う蝕とは、歯肉縁下の歯根面(歯質)にう蝕が進行した状態のことである。歯肉縁下う蝕は補綴治療を困難にするため、術後にさまざまな問題を引き起こすことが考えられる。そのため、補綴治療にとりかかる前には、歯肉縁下う蝕に対して適切に対処し、問題を解決しておくことが長期的安定を図るために重要である。歯肉縁下う蝕に対する治療法としては、歯肉弁根尖側移動術(Apically Positioned Flap:APF)、遊離歯肉移植術(Free Gingival Graft:FGG)、組織付着療法(Tissue Attachment Therapy:TAT)、矯正的挺出、歯肉切除、抜歯などがある。