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咬合圧検査

【読み】
こうごうあつけんさ
【英語】
measurement of occlusal force
【書籍】
新版 開業医のための 摂食嚥下機能改善と装置の作り方 超入門
【ページ】
14、17

キーワード解説

 咬合力測定システム(デンタルプレスケールⅡ:ジーシー)を用いて、クレンチング時の最大咬合力を測定する検査。上下の歯列全体で噛む力をトータルで評価するもので、義歯装着者の「噛みしめる力」を天然歯列者と同等に評価するうえで適している。専用の感圧シート(デンタルプレスケールシート)を最大努力下で噛ませて、咬合した部位の色の変化をPC上で解析して力を読み取る。デンタルプレスケールⅡでは500N未満の場合に咬合力低下と判定される。噛み方が検査の精度に影響するため、「垂直的にしっかり噛む」、「歯ぎしりをしない」ことが重要であり、検査前に一度練習をしてから本番を行う。このシステムにより、左右の咬合力のバランスなど、補綴治療において有用な情報を得ることができる。2018年4月の歯科診療報酬改定で保険収載された。