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適切な食環境

【読み】
てきせつなしょくかんきょう
【英語】
suitable dietary environment
【書籍】
歯科衛生士 2020年 3月号
【ページ】
74

キーワード解説

 日常生活で小児の口腔機能を育む際に、食べ方を見直すことはもちろん、食事の環境を整えることも重要である。たとえば、地面に足裏が着いていない状態では、噛むときや飲み込むときに力が入らない結果、口腔周囲の筋肉が刺激されず、機能の発達が促進されない可能性がある。また、食事のときにテレビがついていれば、子どもはそれを見ようとつねに首をテレビの方向に向けてしまい、その結果、つねに片側で噛んだり、咬み合わせが変わってきたりする可能性もある。このほか、正しい姿勢で食事できるようなテーブル・いすの高さや距離なども考慮する必要がある。
 こうした家庭での食事のようすについて動画を撮影してきてもらうと、現状を把握し、見直すべきポイントを発見することができる。