冷間等方圧加圧法
- 【読み】
- れいかんとうほうあつかあつほう
- 【英語】
- cold isostatic pressing
- 【書籍】
- デジタル・モノリシック・インプラントレストレーション
- 【ページ】
- 61
キーワード解説
冷間等方圧加圧法とは、その英語の略称からCIPともよばれる粉体加工技術の名称。「密閉された流体の一部に加えられた圧力は、その強さを変えることなく流体の各部に伝達される」というパスカルの原理を応用し、粉末材料をゴム袋のような変形抵抗の少ない成形モールドの中に密封して液圧を加えると、成形体表面が一様にその液圧に等しい加圧力を受けて方向性なく圧縮成形されるというものである。本法はジルコニアディスクの成型に利用されており、上下方向からしか圧力がかからない金型プレス法によって製作されたものと比較してシンタリング時のX、Y、Z方向への収縮量が均等に近くなるため、精度が保たれるとされる。