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掌蹠膿疱症

【読み】
しょうせきのうほうしょう
【英語】
palmoplantar pustulosis
【書籍】
その皮膚疾患 歯科治療で治るかも
【ページ】
30

キーワード解説

 掌蹠膿疱症とは慢性的に手のひらや足のうらに膿疱や紅斑、落屑を生じる疾患で、一部の症例では胸鎖関節などに関節痛を生じる。病巣感染(歯性病巣、扁桃病巣)や金属アレルギー、喫煙などが発症または悪化の要因とされるが、中には特定できないケースもあり、皮膚科、耳鼻咽喉科、歯科医師が連携して原因を探索し、治療を進める必要がある。歯科治療においては、金属アレルギーの関与は皮膚科にパッチテストを依頼し、精査を行う。歯性病巣感染が存在する場合は、その治療を優先する。