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侵害受容性疼痛

【読み】
しんがいじゅようせいとうつう
【英語】
nociceptive pain
【書籍】
「舌が痛い!」という患者さんが歯科医院に来院した時に読む本
【ページ】
13

キーワード解説

 侵害受容性疼痛とは、“身体の組織損傷により生じた発痛物質が末梢の侵害受容器を刺激して生じる痛み”のことである。すなわち、切り傷や打撲など、人が日常生活でよく経験する一般的な痛みである。歯科臨床では、患者の受診動機として頻度の高い歯痛のほとんどはこの侵害受容性疼痛であり、歯髄や歯周組織への何らかの刺激とそれによる炎症が原因となっている。