表面麻酔
- 【読み】
- ひょうめんますい
- 【英語】
- topical anesthesia/surface anesthesia
- 【書籍】
- 歯科衛生士 2020年 10月号
- 【ページ】
- 70
キーワード解説
麻酔の種類のひとつで、歯肉に麻酔薬を塗布することで歯肉表面に麻酔を効かせる方法であり、塗布後約3分後から効果が得られ10分間程度持続する。麻酔薬を注射する「浸潤麻酔」や「伝達麻酔」の前に行うことで注射自体の痛みを和らげるほか、歯石の除去、乳歯の抜歯の際にも用いられる。ごくまれにアレルギー反応を起こす、小児に大量に投与するとチアノーゼを起こすといったことが知られているアミノ安息香酸エチル(ベンゾカイン)を含んでいるため、塗布後はつねに患者を観察することが望ましい。