タガ効果
- 【読み】
- たがこうか
- 【英語】
- ferrule
- 【書籍】
- スーパー図解 補綴治療!
- 【ページ】
- 92-97
キーワード解説
タガ効果(フェルール効果、帯環効果)とは、失活歯の修復治療において、クラウンのフィニッシュラインから内側に残存歯質(歯肉縁上歯質)を残し、それをクラウンによってリング状に把持することで生ずる作用をいう。タガ効果の「タガ」とは樽の外側を締めて強度を高める「箍」のこと。クラウンが樽の箍のように残存歯質を強固に把持することにより、咬合圧が加わった際に、失活歯の根管壁が外側に押し広げられるのを防ぎ、歯根破折に対する抵抗性を高めることができる。