非プラーク性歯肉疾患
- 【読み】
- ひぷらーくせいしにくしっかん
- 【英語】
- non-plaque-induced gingival diseases
- 【書籍】
- 歯周病およびインプラント周囲組織の疾患と状態に関する新分類
- 【ページ】
- 35
キーワード解説
ヒトの歯肉は他の口腔組織と同様に、多様な非プラーク誘発性の病理的病変を示すことがあり、場合によっては全身状態または医学的障害の徴候であることもある。それらは歯肉組織に限局した病変を示すこともある。これらの病変はプラークが直接の原因ではないが、その臨床経過はプラークの蓄積とそれに続く歯肉の炎症によって強い影響を受ける可能性がある。非プラーク性歯肉疾患とその状態の分類は、病変の病因論に基づいて提案されており、(1)遺伝性/発達性障害、(2)特異的な感染症、(3)炎症および免疫の状態・病変、(4)反応性増殖物、(5)新生物(とくに腫瘍)、(6)内分泌・栄養関連・代謝性疾患、(7)外傷性病変、および(8)歯肉色素沈着が含まれる。