ガムラビング(歯肉マッサージ)
- 【読み】
- がむらびんぐ(しにくまっさーじ)
- 【英語】
- gum rubbing
- 【書籍】
- QDT 2020年 11月号
- 【ページ】
- 58
キーワード解説
間接嚥下訓練のうちの嚥下促通訓練の一種。口腔内の感覚機能を高めることで、唾液分泌の促進や嚥下運動の誘発などの効果を期待することができる。方法は、(1)顎を閉鎖した状態で、指腹を前歯の歯頸部に当て、後方に向かってマッサージする。(2)指は素早く(1秒に2往復程度)リズミカルに動かす。こするのは前から奥に向かうときだけで、戻るときにはこすらない。(3)上下左右4等分して、それぞれ10回程度行う。注意点は、刺激を与えるときは必ず下顎を支えて閉鎖させ、下顎が閉じた状態で唾液を嚥下するように働きかけること、また、口腔内が過敏症状を呈する場合は行わないことである。