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口腔前庭 ‐ 抜歯窩法

【読み】
こうくうぜんていばっしかほう
【英語】
vestibular socket therapy(VST)
【書籍】
Quintessence DENTAL Implantology 2020年 No.6
【ページ】
118

キーワード解説

 Elaskaryらによって提案された、抜歯後即時インプラント埋入の術式の1つで、本法を用いることで、頬側骨が健全な部位でも骨吸収が認められる部位でも即時インプラント埋入が可能となり、理想的とされる約2mmの骨厚みが頬側に獲得できることが示されている。特色は切開法にあり、口腔前庭部から剥離・トンネル形成を行い、メンブレンシールドと結合組織を位置づける手法である。難しいケースに繊細な術式を取り入れていることから、難度はきわめて高い。