硬化性骨炎
- 【読み】
- こうかせいこつえん
- 【英語】
- condensing osteitis
- 【書籍】
- 長期経過症例から紐解く根尖病変と骨縁下欠損
- 【ページ】
- 162
キーワード解説
硬化性骨炎は、海綿骨内で骨吸収が起こった際に、病変との境界部で骨芽細胞の活性化が起こり、エックス線所見では不透過性の亢進像としてあらわれる。生体の恒常性を維持するため、破骨細胞と骨芽細胞は表裏一体で活性化するため、「硬化性骨炎が存在する根尖には高確率で根尖病変が存在する」と考えられる(著者・下川の長期臨床経験より)。根尖部に透過像が認められないにもかかわらず、患者が違和感を訴える場合等、診断の参考になる。