モジュール法

【読み】

もじゅーるほう

【英語】

spacing by elastic module

【書籍】

増補新版　Minimal Tooth Movement

【ページ】

139

キーワード解説

　萌出不全歯を改善する手法のひとつ。たとえば、第一大臼歯が傾斜して萌出し、第二乳臼歯の遠心面でロックした状態で萌出不全に陥っている場合、ロックを解除して歯の萌出を手助けすることが有意義である。本法では、ロック状態にある歯冠と乳歯遠心面間にセパレーティングモジュールを挿入して歯冠をアンロックさせると同時に、歯をわずかに整直させる。ただし、本法はロック部が深い場合やきつい場合はモジュールの挿入が困難なために適応できない。したがって、他の方法で歯を離開させた後に適応されることが多い。