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T’s ボーンスプレッディング・ガイデッドサージェリー・テクニック

【読み】
てぃーずぼーんすぷれっでぃんぐがいでっどさーじぇりーてくにっく
【英語】
T’s bone spreading guided surgery technique
【書籍】
別冊 the Quintessence インプラント YEARBOOK 2021
【ページ】
37

キーワード解説

 椎貝が考案した上顎抜歯即時インプラント埋入の術式で、T’s ボーンスプレッディング(インプラテックス)と専用のドリル、サージカルガイドを用いて抜歯窩口蓋側に新たなインプラント埋入窩を形成し、インプラントを埋入する方法。抜歯窩口蓋側骨斜面に新たにインプラント窩を形成することで、元の抜歯窩の容積縮小による早期治癒や、インプラント唇側をある程度の厚みを持った皮質骨で覆うことによる骨吸収の抑制が期待できる。また、脆弱な骨質を削らずに埋入窩周囲骨を緻密化させることで、初期固定性を高めることができる。さらに、抜歯窩の拡大操作によって唇側に寄せられた自家骨に骨補填材を追加することで、抜歯窩唇側骨外側板の吸収抑制も期待できる。