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Patient Specific Motion

【読み】
ペイシェントスペシフィックモーション
【英語】
Patient Specific Motion
【書籍】
QDT 2021年7月号
【ページ】
39

キーワード解説

 Patient Specific Motionとは、口腔内スキャナー「TRIOS」(3Shape,デンマーク)の一部に搭載される機能の名称。咬合接触点をクローズアップした患者固有の顎運動を記録し、デジタル咬合器上で活用するものである。使用にあたっては、咬合採得時に咬頭嵌合位を記録した後、患者に機能運動を行わせてそれらを撮影する。これにより、機能運動の経路、つまり顎運動を直線的なデータだけでなく、中間運動を含めた患者固有の動きを記録する。その後、採得されたデータをデジタル咬合器上にトランスファーすることで、Patient Specific Motion は完全に中間運動を含めたデータをラボサイドに伝達することが可能である。また滑走時の接触点もデジタル上にはっきりと印記され、視覚的に運動を理解できる。