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パピラアクセストンネルテクニック

【読み】
ぱぴらあくせすとんねるてくにっく
【英語】
papilla access tunnel technique
【書籍】
別冊 ザ・クインテッセンス PRD YEARBOOK 2021
【ページ】
119

キーワード解説

 Allenが考案した根面被覆の術式(Int J Periodontics Restorative Dent 2020;40:165-169)。歯肉溝からのアクセスが困難であり、歯根の豊隆もみられる下顎前歯部の歯肉退縮に適している。本術式では側切歯と犬歯の間の歯間乳頭部に切開を加え、下顎正中部はトンネル形成を行う。これにより設置した移植片を安定させられ、また歯肉の薄いフェノタイプにおいても術部の歯間乳頭部の裂開リスクを減らすことができる。歯間乳頭部の切開が術部の安定に及ぼす影響は少ないとされているが、切開部位での移植片の取り扱いと縫合には細心の注意が必要である。