エックス線像形成時の問題
- 【読み】
- えっくすせんぞうけいせいじのもんだい
- 【英語】
- problem of image formation in x-ray image
- 【書籍】
- 臨床に活かす! デンタルエックス線写真
- 【ページ】
- 64
キーワード解説
エックス線像形成時には、以下のような問題が生じえるため、コーンの位置や照射条件(管電圧・管電流・照射時間)の調整など、できる限りの防止策をとる。
・像の拡大(広がりながら照射されるエックス線の特性により像が大きくなって写ること)
・像のひずみ(フィルムと被写体が平行になっていないために変形して写ること)
・像の不鮮明化(エックス線が被写体にぶつかって散乱したあとフィルムに吸収されたり、照射設定が
適切でなかったりしたときに生じるコントラストの低下や、焦点が合っていないために被写体の辺縁が
ぼけてしまう半影、三次元的に重なった組織をフィルムという二次元に再現する際、被写体が見え
づらくなったり異なる形態で写し出されてしまう重積効果によって生じる)