堤式規格模型
- 【読み】
- つつみしききかくもけい
- 【英語】
- Tsutsumi’s standard plaster model
- 【書籍】
- QDT 2021年11月号
- 【ページ】
- 22
キーワード解説
堤式規格模型とは、1980年に堤が、1,000種類以上の無歯顎症例を計測したうえで、経時的解剖学的に変わりにくい点をランドマークと設定し規格化した模型のことである。この模型を、近藤が「規格模型」という名称で広めたことがきっかけとなっているが、その後さまざまな規格模型のコンセプトが発表されたため、とくに「堤式規格模型」とよばれている。堤式規格模型を用いることは、仮想咬合平面の設定、上下顎堤対向関係、解剖学的指標から導かれた基準での咬合床製作などに役立つ。