Kois Dento-Facial Analyzer System
- 【読み】
- こいすでんとふぇいしゃるあならいざーしすてむ
- 【英語】
- Kois Dento-Facial Analyzer System
- 【書籍】
- ジャパニーズ エステティック デンティストリー 2022
- 【ページ】
- 72
キーワード解説
従来のフェイスボウやイヤーボウを使用して歯列模型を咬合器に装着する方法に代わるシステム(Panadent社)。まずアナライザーの垂直ロッドを顔面正中線に合わせ、つぎにアナライザーのボウ(基本的には咬合平面板を改造したもの)のインデックストレイに印象用コンパウンドを盛り付けたものを順次歯に当てていく。一般的には、まず上顎中切歯唇面に当ててから垂直的に位置づけ、インデックストレイに盛り付けたコンパウンドを上顎アーチの中の最下方の歯だけに押し当てる。そしてコンパウンドが硬化する前にボウを前後左右水平方向に整える。この作業により、顔面正中線に対する上顎の歯の向きが3つの平面に記録され、咬合器で再現できるようになる。このシステムは、患者の顔や頭に対して、3つの空間平面のすべてにおいて、下顎の回転軸から平均的な距離で、かつ、実際の歯と同じ向きで患者の上顎歯列模型の咬合器装着を容易にしている。