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偽痛風

【読み】
【英語】
pseudogout
【書籍】
ザ・クインテッセンス 2021年12月号
【ページ】
118

キーワード解説

 痛風と同じような関節炎の症状がみられるが、痛風と異なり尿酸塩結晶ではなく、ピロリン酸カルシウムの結晶が沈着することにより起こる。症状としては、痛風同様、強烈な関節炎を発症することが多い。また、その発作は前兆がなく、突然、関節もしくはその周囲が赤く腫れ、発熱や膨張、激烈な痛みを起こす。部位としては、高齢者の大関節、とくに膝関節で起こることが多く、それ以外には肩関節・足関節・手関節などでもみられる。
 なお、痛風か偽痛風かの診断は、関節液中の結晶を確認する必要がある。