ジメチルサルファイド

【読み】

じめちるさるふぁいど

【英語】

dimethylsulfide

【書籍】

メインテナンスが増える 患者説明 超入門

【ページ】

28

キーワード解説

　病的な口臭の原因となる臭い物質、揮発性硫黄化合物の一種。糖尿病、尿毒症、肝硬変、肝がんなどの全身疾患（代謝性疾患）をもつ人で産生されやすい傾向がある。ただし、全身疾患の兆候として、嗅覚で識別されるほどに臭気が強くなるケースはかなり限定的である。体内で産生された揮発性ガスのジメチルサルファイドが腸管壁から吸収され、血流に乗り、肺で呼気に混ざって口臭となる。生ごみや便の臭いに例えられる強い臭気をもつ。