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離乳食期

【読み】
りにゅうしょくき
【英語】
weaning period
【書籍】
診察室でもぐもぐの発達を支える本
【ページ】
36

キーワード解説

 母乳や育児用ミルクによる栄養摂取から離れ、通常の食事を自食するに至るまでの成長の過渡期を指す。この時期の成長はめざましく、初期(ごっくん期/嚥下機能獲得期/捕食機能獲得期:生後5~6か月ごろ)、中期(もぐもぐ期/押しつぶし機能獲得期:7~8か月ごろ)、後期(かみかみ期/すりつぶし機能獲得期:生後9~11か月ごろ)、完了期(ぱくぱく期/自食準備期:生後12~18か月ごろ)に分けられる。離乳食を始められる条件としては「首がすわっており、寝返りができる(顎やのどの筋肉が動きやすい)」「支えられながら5秒以上すわることができる(誤嚥しにくい)」「食具を舌で押し出さない(哺乳反射の減弱)」「食べものに興味をもっている(よだれを出すなど)」が挙げられる。それぞれの期に合わせた食形態、栄養、食事時の姿勢、食事介助が求められる。