アクセスホールの封鎖
- 【読み】
- あくせすほーるのふうさ
- 【英語】
- sealing the implant prosthesis screw access hole
- 【書籍】
- Quintessence DENTAL Implantology 2022年No.2
- 【ページ】
- 105
キーワード解説
スクリュー固定式インプラント上部構造のアクセスホールは、長期的に安定した材料で封鎖する。多くの場合で、操作性の良さからコンポジットレジンが用いられている。一方、補綴スクリューに接する部位(内側)は他の材料で保護する必要があり、ガッタパーチャやシリコーン材を用いた場合に封鎖性が良かったと報告されている。この内側の封鎖については、プロビジョナルレストレーション装着後の調整時期では除去の簡便さからドライコットンを使用することもあるが、アクセスホールや連結部からの唾液や細菌の侵襲により長期的には不衛生であり、その結果としてインプラント周囲骨吸収の可能性についても報告されているため、最終上部構造に対しては確実な封鎖が望まれる。