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リッジプリザベーション

【読み】
りっじぷりざべーしょん
【英語】
ridge preservation
【書籍】
別冊 ザ・クインテッセンス インプラント YEARBOOK 2022
【ページ】
191

キーワード解説

 抜歯窩に骨補填材や自家骨を充填後、抜歯窩上部にコラーゲンメンブレンを置き縫合することで骨再生を促すテクニック。抜歯後の歯槽骨の吸収を防ぎ、歯槽堤の高さや幅の維持を目的とした手法である。抜歯窩内にウシ骨を原材料とした非吸収性骨再生材料であるBio-Ossを充填し、軟組織移植片あるいは吸収性のメンブレンで一時閉鎖する方法が現在の一般的なリッジプリザベーションの術式とされている。骨移植をともなわないリッジプリザベーションとしては、吸収性メンブレンもしくはd-PTFEメンブレン(日本未認証)を単独で用いる方法が報告されている。吸収が遅くかつ将来的に自家骨に置換するであろうサイトランスグラニュールやリフィット デンタル、ボナークなどが有効な骨補填材料であると考えられている。