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ラミネートベニアとクラウンが混在する場合のルール

【読み】
らみねーとべにあとくらうんがこんざいするばあいのるーる
【英語】
Rules for using laminate veneers and crowns in the same dentition
【書籍】
ラミネートベニア スマイルデザインのレシピ20
【ページ】
438

キーワード解説

 本項では、Koubiが提唱する標記について、2020年の著書「Laminate Veneers 20 recipes for smile design」(Quintessence International、邦題「ラミネートベニア スマイルデザインのレシピ20」〔クインテッセンス出版〕)の中で述べている内容を示す。
 修復装置の下地への色調の透過度が高いほど、セラミックを積層して高品質なキャラクターを付与するために十分なスペースを確保する必要があり、遮蔽するためのフレームワークは最小厚さにする必要がある。ジルコニア用とIPS e.max Press用の築盛用陶材(IPS e.max Ceram、Ivoclar Vivadent)は同一のものである。これにより、異なる修復装置間で同様の屈折率を得ることができる。この場合、フレームワークの種類(ジルコニアまたはIPSe.max Press、Ivoclar Vivadent)が異なるだけで、積層される築盛用陶材は同一であるため、色調、とくに明るさが統一できる。(編注:ジルコニアコーピング上にIPS e.max Ceramを築盛したクラウンと、IPS e.max Press上に同陶材を築盛したラミネートベニアを同時に用いることの利点について述べている)