専門情報検索 お試し版

CAD/CAMインレー

【読み】
きゃどきゃむいんれー
【書籍】
歯科保険請求2022
【ページ】
(71)

キーワード解説

 令和4年4月改定より新たに保険導入された算定項目。歯冠形成後、印象、咬合採得を行い、自院または歯科技工所のCAD/CAM装置でインレーを製作し、歯科用合着用レジンセメントを用いて窩洞内に装着する。適用条件は、1)第一・第二小臼歯に使用する場合、2)上下顎両側の第二大臼歯がすべて残存し、左右の咬合支持がある患者に対し、過度な咬合圧が加わらない場合等で第一大臼歯に使用する場合、3)金属アレルギー患者の大臼歯に使用する場合(医科からの診療情報提供が必要)である。また、CAD/CAM冠と同様に、CAD/CAM装置を設置する歯科技工所との連携など、施設基準を満たす必要がある。金属のインレー修復と比べ審美性にすぐれるとともに、金属価格高騰による経済的な負担の軽減にもつながることが期待される。