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ガッタパーチャポイント

【読み】
【英語】
gutta-percha point
【書籍】
ザ・クインテッセンス 2022年7月号
【ページ】
64

キーワード解説

 ガッタパーチャポイントとは、根管充填用に細く、ポイント状に成形されたガッタパーチャ材料であり、メインポイントやアクセサリーポイントとして用いられる。
 ガッタパーチャ材料は、約65%の酸化亜鉛を主成分として、約20%のガッタパーチャ、約10%の造影剤、約5%の可塑材料で構成されている。構成成分の比率は、メーカーにより異なり、ガッタパーチャの比率が多いとガッタパーチャポイントは脆くなる。また、酸化亜鉛は可塑性に寄与し、硫酸バリウムは放射線不透過性に寄与するとされている。
 根管充填時に用いるガッタパーチャ材料は、根管内の大部分を占める材料であり、さまざまなサイズ(先端径やテーパー)のガッタパーチャポイントやペレット状のガッタパーチャが市販されており、規格化されているガッタパーチャポイントも存在する。しかし、製造上の均一性はない。