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ハザード比

【読み】
はざーどひ
【英語】
hazard ratio
【書籍】
ドクター関野のエビデンス・アカデミア
【ページ】
91

キーワード解説

 「相対的な危険度」を客観的に比較する統計学上の手法。何らかのリスクが増加するときの、イベント発生までの時間の比率を表す。計算は回帰係数や自然対数の底を用いるもので、1を基本とし、値1を超えればイベントの発生リスクが高いことを意味する。たとえば、「歯が多く残存している人」の死亡のハザード比が1で、「歯の残存が少ない人」のハザード比が1.3だった場合、「歯が少ない人の死亡するリスクは歯が多く残っている人より30%高い」と解釈される。