三次元頭部エックス線規格写真分析
- 【読み】
- さんじげんとうぶえっくすせんきかくしゃしんぶんせき
- 【英語】
- 3D cephalometric analyses
- 【書籍】
- 歯科矯正学における3D診断および治療計画
- 【ページ】
- 22
キーワード解説
CBCTソフトウェアを使用して、データセットからパノラマエックス線写真および頭部エックス線規格写真をデジタル再構成した三次元頭部エックス線規格写真は、診断に多くの有用な機能を提供している。現在のところ、三次元頭部エックス線規格写真分析は、二次元分析に対する利点が臨床医にまだ明らかになっていないため、歯科矯正学や顎矯正手術の臨床では広く採用されていない。しかしながら人工知能(AI)により、自動ボクセル認識を用いてCBCTデータを三次元頭部エックス線規格写真分析に容易に統合できる可能性がある。これにより、三次元頭部エックス線規格写真分析が矯正診断のルーチンワークとなり、重ね合わせの精度が向上する。また、臨床医が頭蓋顔面の非対称性や成長不全を認識・定量化するうえで、非常に大きな助けとなる。