インプラントの寿命

【読み】

いんぷらんとのじゅみょう

【英語】

survival rate of dental implants

【書籍】

Q&Aでわかる 専門家が作った患者さんのためのインプラント治療ガイド

【ページ】

10

キーワード解説

　インプラントの寿命（インプラント埋入～生体から撤去されるまでの期間）は、インプラント体の埋入部位や骨の状態、補綴装置の形態、また患者の全身の健康状態や喫煙の有無に影響を受ける可能性がある。2019年のHoweらの統計によれば、10年間経過しているインプラントの残存率は約96％であり、65歳以上の高齢者では約91％の残存率が報告されている。また、2021年に発表されたKurosakiらの追跡調査では、入れ歯、ブリッジ、インプラントの6年残存率を比較した結果、入れ歯33％、ブリッジ77.4％であるのに対し、インプラントは94.7％であった。