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Lindhe & Nymanの根分岐部病変の分類

【読み】
りんでとにーまんのこんぶんきぶびょうへんのぶんるい
【英語】
Nyman and Lindhe’s classification
【書籍】
歯科衛生士 2022年12月号
【ページ】
47

キーワード解説

 根分岐部病変の分類の1つ。
Ⅰ度:歯冠幅径の3分の1を超えない水平的支持の喪失。
Ⅱ度:歯冠幅径の3分の1を超え、他の根分岐まで貫通していない水平的支持の喪失。
Ⅲ度:他の根分岐まで貫通する水平的支持の喪失。
 Ⅰ度で歯周ポケットが残っている場合は、プラークコントロールの改善と残石があれば再SRPを行い、SPTによる経過観察で対応することが多い。一方、Ⅱ度以上の根分岐部病変で歯周ポケットが残っている場合は、早期の外科処置が必要である。再生療法の適応であれば、再生療法を行い、適応外であれば、ケースに応じて、ルートセパレーション、ルートセクション、トンネリング等の切除療法を用いて改善を試みる。いずれの外科処置も適応でない場合は、深い歯周ポケットを残したまま妥協的メインテナンスを行うか、抜歯が選択される。