ロール法
- 【読み】
- ろーるほう
- 【英語】
- roll technique
- 【書籍】
- 長期経過症例の治療戦略 ペリオ&全顎ケースに悩んだ時に読む本
- 【ページ】
- 142
キーワード解説
ロール法は,結合組織の移植弁を上皮下のパウチ(袋)の中に入れる有茎弁移植法である.唇側パウチ形成の粘膜弁はエンベロップ型を基本としている.この粘膜弁の最大の利点は,唇側に大きく縦切開を入れずに処置を行うので,術後の瘢痕が目立ちにくいことである.しかしその反面,増大する量にはある程度の限界がある.ロール法の原法はAbramsにより紹介された全層弁法であり,これを改良した部分層弁法がある.