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mucosal detachment technique

【読み】
むこざるでたっちめんとてくにっく
【英語】
mucosal detachment technique
【書籍】
これからのデジタル歯科がわかる本
【ページ】
87

キーワード解説

 Steigmannらが提唱した、薄いフェノタイプにおける大規模なフラップ移動のための外科的テクニック。
 骨造成時には通常、全層弁によるフラップ形成を行うが、本法では部分層弁形成と全層弁形成を組み合わせることによって、確実な血流確保と同時に低侵襲な創の閉鎖が可能になる。頬側を上皮付きの外側のフラップと骨膜付きの内側のフラップの2重フラップを形成し、骨補填材料を設置後に、通常の水平マットレス縫合にて舌側のフラップを頬側の骨膜付きフラップに縫合する。続いて頬側の上皮付きフラップを改変水平マットレス縫合にて舌側フラップに固定する。このような術式により薄い歯肉でも骨膜上の血液供給を確保しつつフラップの柔軟性を得ることができる。