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再生歯内療法

【読み】
さいせいしないりょうほう
【英語】
Regenerative Endodontic Therapy
【書籍】
歯内療法を再考する
【ページ】
26

キーワード解説

 損傷された象牙質、根管構造、歯髄象牙質複合体の細胞を含めた組織を生理学的に置換することを目的とした、生物学に則った治療法。本法は歯質や歯髄組織の生物学的再生を誘導することであり、従来の治療方法とは一線を画するものである。2011年には、米国歯科医師会(ADA)により、正式な治療法として認められており、2014年から米国大学歯内療法専門医課程において必須項目として臨床教育が行われている。う蝕や外傷、中心結節といった発育異常などにより、歯髄感染・歯髄壊死が起こる。とくに根未完成幼若永久歯の場合、それらの治療難易度が高くなる。