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出血性疾患

【読み】
しゅっけつせいしっかん
【英語】
hemorrhagic disease
【書籍】
歯科衛生士 2023年11月号
【ページ】
54

キーワード解説

 出血性疾患とは、血小板の数や機能が低下する場合や、凝固系の異常、線溶系の亢進(止血栓の材料であるフィブリンなどが分解されてしまうこと)、血管壁の異常などが原因で止血が困難になる疾患のことである。代表的な疾患には、血友病A・B、先天性血小板無力症、von Willebrand病、特発性血小板減少性紫斑病、造血器系の悪性腫瘍、再生不良性貧血、肝硬変などがある。こういった出血性疾患の患者は、軽度の歯肉炎や歯周炎、ブラッシング時の小さな傷でも普通では起こらないような出血が起こる場合があるため、注意が必要である。