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esthetically guided and occlusally protected(EGOP)テクニック

【読み】
えすててぃかりーがいでっどあんどおくるーざりーぷろてくてっど(いーじーおーぴー)てくにっく
【英語】
esthetically guided and occlusally protected(EGOP)technique
【書籍】
ジャパニーズ エステティック デンティストリー 2024
【ページ】
70

キーワード解説

 Albertiniによって提唱された接着性補綴治療の一手法。全顎を4つのセクターに分割したうえ、各セクターに一般的な目的と審美・咬合パラメータが設定され、審美と咬合のデータを統合しながら治療が段階的に進められる。セクター1(上顎前歯部)の目的は審美・発音、セクター2(下顎前歯部)は中心位・咬合高径(VDO)・アンテリアガイダンス、セクター3(上顎臼歯部)は咬合平面、セクター4(下顎臼歯部)は臼歯部支持である。セクター化された治療がすべてのフェーズでシステマティックに繰り返されるため、治療結果の予知性が高まり、経験の浅い歯科医師がフルマウス治療に臨む際にも有益で、ラボのワークフローも改善される。一方で欠点としては、支台歯形成と接着操作に数回のセッションが必要、デジタルツールによる手法であるため知識・専門性・機器への投資が必要という点が挙げられる。