キーワード
キーワード解説:
癒合歯とは、2つ以上の歯が互いに結合したものをいう。乳歯および永久歯のどちらにも見られるが、その発生頻度は圧倒的に乳歯のほうが高い。
癒合歯は歯の結合状態から、癒着歯、癒合歯(狭義の癒合歯)、双生歯に分類される。このうち、癒合歯(狭義の癒合歯)は、発育過程にある近接する歯胚どうしが接触して癒合した結果、エナメル質および象牙質が結合した状態で完成した歯をいう。多くの場合、歯根部歯髄腔が1つになっているが、歯冠部歯髄腔は2つに分かれているものが多い。また、象牙質は結合していても歯髄腔が別々に独立して形成されている場合も少なくない。