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2012年1月26日

第30回日本口腔腫瘍学会総会・学術大会開催

「外科病理を基盤とした口腔癌治療」をテーマに

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 さる1月26日(木)、27日(金)の両日、大宮ソニックシティ(埼玉県)において、第30回日本口腔腫瘍学会総会・学術大会(出雲俊之大会長、小村 健理事長、以下、本学会)が「外科病理を基盤とした口腔癌治療」をテーマに開催された。2日間にわたり、教育講演、シンポジウム、ワークショップ、学術セミナー、ビデオセッション、一般演題(口演・ポスター)、歯科衛生士・看護師セッションなど多数のプログラムが組まれた。

 なかでも、2日目のワークショップ2として開催された第1回教育研修会「口腔がんレジデント・マニュアルのキック・オフ」では、中村誠司氏(九大教授)の座長のもと、現在、本学会が設立に向けて検討中の「口腔がん専門医」制度について、各分野から発表・提言が行われた。本制度は、日本口腔外科学会認定専門医を取得し、さらに日本がん治療認定機構が認定する「がん治療認定医」を取得した者に与えられる資格であり、今後の口腔がん治療の新たな機軸になると期待される。

 その他、学術セミナー2では、大田洋二郎氏(静岡県立静岡がんセンター歯科口腔外科部長)による「ビスフォスフォスネートによるONJのマネージメント」と題する講演が行われた。

 なお、次期大会は、2013年1月24日(木)、25日(金)の両日、柴原孝彦大会長(東歯大教授)のもと、秋葉原コンベンションホール(東京都)にて「口腔がんの発見、診断、そして治療 ―情報の共有―」をテーマに開催予定。