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2012年2月10日

国際医療パースペクティブ、第2回例会を開催

 さる2月10日(金)、ノーベル・バイオケア・ジャパン研修室(東京都)において、国際医療パースペクティブ第2回例会(公益法人国際口腔医療財団主催、瀬戸晥一理事長/大森・東京歯科口腔外科共催)が開催された。本会は日本医療の国際化を目指し、日本の優れた医療を世界に紹介するとともに、世界の優れた病院の医療者と患者が相互交流をするホスピタルシェアを推進している。

 今回は、張 陳平氏(上海交通大学第9人民病院口腔顎顔面外科教授)を招き「上海第9人民病院における口腔がん治療と再建」と題し、中国での腫瘍外科と再建外科の最新の現状が紹介された。 第9人民病院の口腔外科病床は200床あり、年間4,600件の手術を行っている。口腔の悪性腫瘍は切除範囲が大きく、大胸筋皮弁を用いた再建外科などの症例を供覧した。また下顎骨の再建では、肩甲骨や腓骨を用いた再建外科症例を供覧した。さらに下顎再建に用いる腓骨では高さが不足するため、独自に開発したDID(Dental Implant Distractor)を用いた仮骨延長術症例を紹介した。聴衆者は中国の手術技術の進歩の速さに驚きを隠せなかった。

 またアジアでは歯科医師の守備範囲は狭いが、中国では医学部のなかの口腔医学科となっているため、守備範囲も広くWライセンスという考え方もないという。歴史的には1920年から歯科医学教育がはじまり、医学部のなかに歯科医学を入れ、医学教育5年、歯科医学教育3年であったのを歯科医学も5年制へと変えていった。1st stepの1年半では自然科学などの教養課程、2nd stepの1年半では基礎医学教育、3rd stepの2年間では臨床実習を行っているという。また将来は5年制の歯牙学部(DDS)、7~8年制の顎顔面医学部(DDS、MD)として2つに区別した教育も考えてもいるという。