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2012年3月25日

日本歯科商社・東西合併記念特別講演会開催

講師に角町正勝氏を招聘

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 さる3月25日(日)、秋葉原UDX(東京都)において、日本歯科商社・東西合併記念特別講演会が「少子高齢社会における歯科の未来 訪問歯科診療の中に見る一筋の光」をテーマに、角町正勝氏(長崎県開業)を招聘して開催された。本講演会は、東京と大阪の(株)日本歯科商社が本年4月1日をもって合併することを記念して開催されたものである。

 長崎で長年、精力的に訪問歯科医療・医療連携に取り組んでいる角町氏は、講演の冒頭において斜面の多い長崎の風景とそこに暮らす人々のスライドを流し、開業するということは、その地域の人々の「口」に深く関わっていくことであるとし、地域リハビリテーションの考えのもと、歯科医師は診療所から出てもっと地域に関わっていくべきであると述べた。また、医療機関完結型医療から地域完結型医療への転換が国策として推進されており、歯科界は全体としてより積極的にその仕組みづくりに参加し、国の制度のなかに歯科医療を組み込む努力をすべきであるとした。

 少子高齢という社会構造の変化を受けて、社会の歯科に対する要請も変化している。その要請に応えるべく、歯科界は全体としても個人としても意識の変革が求められている。質疑応答では、他職種との連携や訪問診療の教育等について、活発な意見交換が行われた。