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2012年4月8日

奥羽大学歯学部同窓会卒後研修セミナー開催

講師に5-D Japanの船登氏・石川氏を招聘

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 さる4月8日(日)、日本薬学会長井記念館(東京都)において、奥羽大学歯学部同窓会(板倉正大会長)卒後研修セミナー(第5回)が開催された。講師に5-D Japanファウンダーの船登彰芳氏(石川県開業)、石川知弘氏(静岡県開業)を招聘し、「現在の歯周治療・インプラント治療の到達点」と題された本セミナーには180名が参集し盛会となった。

 本セミナーは、今回ときたる10月14日(日)の計2日間による講演会形式となっており、まず船登氏より全2回のセミナーの概要について説明が行われた。引き続き、午前の部として船登氏が登壇し、切除療法をテーマに文献や自身の症例とともに解説。5~6mmの歯周ポケットを残したままSPTに移行するのは長期的にみてリスクが高いとし、negative architectureからpositive architectureへと生理的な骨形態の再構築が重要であるとした。

 午後の部では石川氏が登壇。再生療法の種類と臨床的意義、そして成功させるためのポイントを、再生療法の難易度に影響する因子を挙げながら、文献と多くの症例とともに解説した。両氏とも、患者の希望に応えることを第一義に、機能的・審美的な歯列を回復し維持させ、可及的に歯質を保存することの重要性を説いた。

 なお、きたる10月に開催予定の本セミナーの後半(第6回)では、インプラント治療をテーマに、両氏が提唱し世界的にも注目を集めている「4-Dコンセプト」を中心に、最新の知見とともに講演予定。