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2012年7月30日

日本私立歯科大学協会第3回歯科プレスセミナー開催

一般マスコミ向けに斎藤氏、小野塚氏が講演

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 さる7月30日(月)、コンファレンススクエアエムプラス(東京都)にて、日本私立歯科大学協会(中原 泉会長、日歯大学長)第3回歯科プレスセミナーが開催された。本プレスセミナーは、日本のすべての私立歯科大学・歯学部が加盟している本協会の広報活動の一環として、年に1回一般マスコミを招待し、歯科医学、歯科医療等の現状から将来までの情報を発信することを目的としており、今回で3回目を数える。

 まず、本協会副会長で専務理事の安井利一氏(明海大学長)による趣旨説明の後、講演1として斎藤一郎氏(鶴見大教授)による「不老は口から―アンチエイジング医学の最前線―」が行われた。超高齢社会におけるアンチエイジング(抗加齢)医学の果たす役割について最新のデータに基づきながら解説するとともに、サクセスフル・エイジングのためのポイントを述べた。つづいて、講演2として小野塚實氏(神歯大名誉教授)が「口から脳と心を見てみれば~口腔機能と脳の科学~」と題して講演。咀嚼による記憶獲得の効果やダイエット効果、さらにはストレス軽減効果などについてデータとともに解説した。

 最後に、本協会会長の中原氏が挨拶に立ち、日本人の死因の第3位が肺炎となっている現在、歯科医師や歯科衛生士が今まで以上に口腔ケアや口腔リハビリによって役立つことができるのではないかと、歯科医療の重要性について述べ締めくくった。