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2012年8月17日

平成24年度SCRP日本代表選抜大会開催

北大の大畑八重さんが優勝

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 さる8月17日(金)、歯科医師会館において、平成24年度(第18回)日本歯科医師会/デンツプライスチューデント・クリニシャン・リサーチ・プログラム日本代表選抜大会(以下、SCRP大会)が開催された。本大会は、歯科学生みずから研究テーマを設定し、その内容や調査結果を競うもの。歯科界の発展を担う研究者・教育者・開業医の国際的な輩出を目的とし、各国歯科医師会主催および、デンツプライ社後援のもと世界36か国で開催されている。
 本年度は全国の歯科大学・歯学部から22校が参加し、当日午前より審査会場にて各大学を代表する学生が英語によるポスター発表を行った後、審査が行われ、その結果が表彰式にて発表された。以下、審査結果を示す。

優勝(基礎部門1位):「線維芽細胞は腫瘍微小環境でPTHrPによりCAFへ誘導される」(大畑八重さん、北大歯学部6年生)

準優勝(臨床部門1位):「ユーグレナを活用した飲むマウスリンスの開発―高齢者と被災者のオーラルケア―」(八幡大悟さん、北海道医療大歯学部5年生)

 優勝し日本代表となった大畑さんは「SCRP大会を通じて同じ志をもった同世代と出会えたことがたいへん嬉しい。今後、ぜひともこの経験を生かしたい」と受賞の喜びを語った。ファカルティアドバイザーの進藤正信氏(北大歯学部教授)は、「10年ほど前にSCRP大会に参加した際は基礎的なものは低い評価という印象だったが、今回は非常に高い評価をいただくことができた。これが彼女のファーストステップとなり、今後も活躍していって欲しい」と述べた。

 大畑さんは、本年10月18日より米国サンフランシスコで開催される米国歯科医師会(ADA)年次大会に参加し、世界各国の代表とともに発表を行う予定である。