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2012年8月29日

第23回日本臨床口腔病理学会総会・学術大会開催

 [未来への軌跡]診断病理学と実験病理学の架け橋をテーマに

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 さる8月29日(水)から31日(金)の3日間、東京医科歯科大学M&Dタワー(東京都)において、第23回日本臨床口腔病理学会総会・学術大会(山口 朗大会長・理事長)が、大会テーマに「[未来への軌跡]診断病理学と実験病理学の架け橋」を掲げて盛大に開催された。

  大会3日間のうち、初日は各種委員会や理事会が行われ、プログラム的にはスライドセミナー3題と、毎年恒例となっている若手の集いが行われた。2日目からは、会場の参加者が投票形式で鑑別診断を行う症例検討12題、特別講演「「がん」生物像を規定する微小環境」(落合淳志氏:国立がん研究センター東病院)、「生体蛍光イメージングのがん研究への応用」(今村健志氏:愛媛大)の2題のほか、日本臨床口腔病理学会・日本口腔内科学会共同研究報告、平成24年度学会奨励賞授賞式および受賞講演、シンポジウム「唾液腺の炎症疾患と再生」、「口腔領域における分子病理学:病理診断からの着想と診断・診療へのフィードバック」2題、ワークショップ「ビスフォスフォネート関連顎骨壊死の病態を考える」、示説発表(ポスター発表)38題などが行われた。

 とくに、問診結果や主訴・症状および病理組織切片などの所見から、会場を巻き込んで鑑別診断を行う催し「症例検討」は、発表は通常のPCによる発表で、会場の各座席にはスイッチ、マイクが内蔵されており、鑑別診断の結果(病名)の投票とディスカッションへ自由に参加でき、投票結果はすぐさま集計され、モニター上に映し出されるというもの。各症例に積極的な参加者があり、活発なディスカッションがなされた。